子育て支援は子どもにとっても支援?

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子育て支援は子どもにとっても支援?

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2024.07.28

 宗像市では、病児・病後児保育事業が行われています。子どもが病気になり、自宅療養が必要なあいだ、保護者が安心して就労できるよう一時的に病院内の保育室で子どもを預かってもらえます。福岡県が令和5年度から、子育て世帯の経済的負担を軽減し、子育て支援の充実を図ることを目的に、利用料を補助しています。(診察費などの実費は別)

 そのため、病児保育も病後児保育も利用者が増えています。

 共働きが増えている中、経済的負担が少なく、仕事を休まなくて済むので、助かる家庭は多いと思います。

 

 そんな中、宗像市ではさらに「病児保育のお迎えサービス」が始まりました。

 市内の保育所等に通園する児童が、発熱などによる体調不良になった際、仕事などの都合によりどうしてもお迎えが困難な状況の保護者の代わりに、病児保育室の看護師や保育士がタクシーで迎えに行き、保育室で一時的に預かるサービスです。

 どうしても仕事が途中で抜けられない人にとっては良いサービスなのかもしれませんが、子どもにとってはどうでしょう?

 私たち大人もそうですが、病気の時は心も弱っていませんか?さらに、子どもの頃の思い出として、病気のときは親に甘えられる絶好の機会ではなかったですか?

 そんな状況のときに、知らない人に知らない場所に連れて行かれる子どもはどんな気持ちなのでしょう。

私も、子どもの具合が悪いから迎えに来てほしいと幼稚園から連絡があり、抜けられない仕事があったので、職場に連れて行って仕事をした経験があります。利用を考える保護者の気持ちもわかります。

 保育園の関係者に話を聞くと「連絡してすぐに保護者が来られるとは思っていないので、様子を見ながら待っていますよ」と言われました。

 保護者も、子どもの具合が悪いときは、気になって仕事に集中しにくいのではないでしょうか。

 一番大切なのは、子どもの具合が悪くなったとき、そのことを伝えることが出来る職場であること。そして、周囲の人間が「早く帰ってあげなさい」と言える環境であることだと思います。子どもの気持ちを一番い考えられる社会となることを願っています。

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