いのちを守るために必要なこと
9月26日 平和のアピールを行いました。
ふくおか市民政治ネットワークは、2015年9月19日に安保法制が強行採決されたことに不安を感じ、毎年平和のアピールを行ってきました。
政府はロシアのウクライナ侵攻などから防衛費をGDP比2%にすると言っています。
台湾有事や北朝鮮からの攻撃に備えるために日本の防衛力を高める必要があると。
これは、現状の防衛費の2倍に相当します。
防衛費を増やせば日本は安全でいられるのでしょうか?
私たちの生活は守られるのでしょうか?
日本の食料自給率はここ何年も38%前後を推移しています。
そして、日本の畜産は飼料のほとんどを輸入に頼っています。
また農業に欠かせない化学肥料の原料はほぼ全部を輸入しています。
近年こうした輸入飼料、肥料の高騰、さらにロシアのウクライナ侵攻という世界情勢の悪化、円安等で今後も高止まりのままと予想されています。
そのままでは、農家の経営を圧迫、また私たち消費者も野菜や精肉の価格上昇等で家計が圧迫されていきます。
このように日本の食料事情は国際情勢に大きく影響されています。
今、世界的に気候変動がみられ、世界各地で異常気象が発生し、輸入食料の調達も厳しく、今後さらに厳しい状況が続くと考えられています。
そうすると、日本は国際情勢により食糧難に襲われる可能性があります。ここで、防衛費を増額し私たちの生活を守ることより、まずは日本の農業を立て直し、食料自給率を上げることのほうが急務と考えます。
化学肥料に頼らず有機農業への支援を行い、学校給食をオーガニックにすることで、子ども達に安心、安全な食事を提供でき、農業を支えることが出来ると考えます。
「防衛費アップより日本の農業を立て直す、食料自給率を上げる!」
これが生活を守ることに必要なことと考えます。
この記事を書いた人