若者の生きづらさに寄り添う社会(まち)へ
様々な理由から社会の中で生きづらさを感じ、困っている若者が増えています。不登校などから引きこもりになり、どう動き出せば良いのか、どこに相談すれば良いのか分からず、周囲から孤立し、支援を受けられないまま長期化するケースがあります。
長期間、社会との関わりがなくなると、就学や就労ができないことで年齢に応じた社会経験を積む機会が失われてしまい、社会的自立がより困難になりがちです。
一歩踏み出すために学び直しをしたいと希望しても、年齢を理由に断られるケースもあるようです。
早い段階で支援機関と繋がり、一人ひとりに合ったきめ細かな支援が受けられ、年齢に関係なく学び直しをする機会が得られることで、自信を得て新たなステージへと歩きだすことができるのではないでしょうか。
本人が信頼して気軽に相談できる機関や人が必要です。外出支援、医療と福祉の両面からのアプローチ、回復期のサポート、社会参加に向けたプログラムなど、一人ひとりの状況に合わせた伴走型の継続的な支援が求められます。また、家族を含めた支援も不可欠です。
行政機関、NPOなどの民間機関、そして地域の社会資源をつなげ、生きづらさを抱えた若者も、安心して生きられる社会(まち)をつくっていきます。
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