平和について思う事
「平和」についてと考えた時に1番に頭に浮かんだのは「へいわってすてきだね」という絵本でした。
2013年沖縄県平和資料館が募った「平和へのメッセージ」に寄せられた、沖縄県の小学1年生が書いた詩です。
6月23日の沖縄県全戦没者追悼式で本人がこの詩を朗読しました。
とてもまっすぐで力強い言葉に心を打たれました。
「へいわってなにかな。ぼくは、かんがえたよ。」からはじまり、最後は「これからも、ずっとへいわがつづくようにぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。」で終わっています。
小学1年生がこんな気持ちでいるのに、自分は何をしているんだろう大人は何をしているんだろうと恥ずかしくなったことを覚えています。
この詩が書かれて11年が経ちました。
世界に目を向けるとロシアとウクライナの戦争は未だ続いていて、イスラエルのガザ侵攻も行われています。 戦争や紛争で多くの命が奪われています。
戦争をしても何も生まれないとわかっているのになくならない。日本でも防衛費拡大など、日々のニュースで不安はますます大きくなっていきます。
学校では夏休みの登校日がなくなり、平和学習も学校、学年によって差があるように思います。先生自身もあまり学んでない人が多くなっているようです。戦争や平和について考えることを子どもも大人ももっとしていかなければいけないと思います。
そして戦争の悲惨さ、被爆国として訴えていくことの大切さを伝えていかなければなりません。学校で学ぶ機会が減っているなら、家庭や地域で意識して取り組んでいく必要があると思います。
日本が受けた痛みだけではなく、日本が行ったこと、広い視野で学び、今ある「平和」「幸せ」はあたりまえではないということを知ってほしいと思います。
「平和」のためにできることをひとりひとりが考え行動する。小学1年生の詩にあるように、小さなことからでもまわりを変えることはできる。あきらめないことが大切だと思います。
「教育」も「子育て」も「福祉」も「環境」も、そして「平和」も、生活に直結しそれはすべて政治に繋がっています。無関心であっても無関係ではいられません。私たち大人はもっと色々なことに目を向け、一人一人が考えていく必要があると思います。
私たちはこれからも「いのちと平和を」一番大事にする社会をつくるため声をあげていきたいと思います。
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