学校給食自校式は、市民の願いから始まった
今では当たり前になっている宗像市の自校式の学校給食
以前はセンター方式だった!!
当時のネット・宗像の代理人が、平成5年度の市の予算書で「学校給食の食器がアルミ製からポリカーボネイト製に代わるらしい」と、情報をキャッチし保護者に知らせたことから始まります。
食器の問題も含め、子どもたちにとって安全でおいしい学校給食を考えようと、保護者が中心となり「宗像市の学校給食を考える会」を立ち上げました。
大量一括調理し各学校に配送するセンター方式と、各学校で調理する自校式の違いを調査。経費も検討しました。その結果、自校式の学校給食の方が、子どもたちにとって良いことがわかりました。
多くの市民が賛同し、たくさんの人たちが署名運動に協力しました。市議会では特別委員会が設置され、給食についての熱心な審議が行われました。市長選挙でも学校給食が争点の一つになり、全市町候補者が自校式給食を公約に!
1998年に小学校の給食を自校式にすることが決まり、新設校の河東西小学校から始まりました。そしてその後、宗像市の全小中学校の給食が自校式へと変わりました。
市民の声で、実現したことはたくさんあります。
・「子ども基本条例」の制定
・投票所のバリアフリー化、・小学校の「机の引きだし・数のおけいこ」の備品化
・除草剤を使わない公園の管理
・産後ケアの充実
・通級教室の増設 など・・・
自分が困っていると思うことは、他の人も困っているかもしれません。一人ひとりの声に耳を傾け、みんなで解決策を考え、市に提案していくことで、「住み続けたいまち」にしてくことができます。
さあ、あなたの「こうなったらいいな」は何ですか?
私は次に「学校給食のオーガニック化」をめざします。
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