学校給食は子どもたちのために!議場で質問(3月議会②)
※古賀市の答弁ダイジェスト※
強化磁器食器:安全性が高い・児童の怪我や事故の報告は無い・使用期限が無い(重い割れるの欠点がある)
PEN樹脂食器:軽い・割れにくい(5~10年で買い替え)
給食食器は、保護者アンケートを行い教育委員会が最終決定する。
給食食器にプラスチックは止めて!
古賀市の子どもたちは、強化磁器の給食食器を使っています。今年、学校給食センターの食器洗浄機レーンの更新に伴い、強化磁器食器からPEN樹脂食器への変更を検討しています。
今から26年前、古賀市は給食センターの新築に合わせて学校給食の食器を、アルマイト製食器からポリカーボネート食器に変更する予定でした。当時「環境ホルモン」による健康被害が社会問題化しており、保護者を中心に多くの市民が古賀市に対して、ポリカーボネート食器に反対!の声を上げました。その結果、古賀市は、学校給食食器を、安全な磁器食器にすることに決定しました。疑わしきは使用せずとした、当時の古賀市を英断であったと評価します。
プラスチックと環境ホルモン
環境ホルモンは、化学物質でありながらヒトの性ホルモンに構造が似ていることで、主に生殖器に悪影響を及ぼすとされています。石油化学製品から溶出する環境ホルモンの健康被害として、男性は精子の減少、女性は初潮の早期化が報告されており、現在の不妊症増加の一因になっている恐れがあります。体が小さく、化学物質の影響を受けやすい成長期の子どもたちの給食食器にPEN樹脂食器は選ぶべきではありません。
PEN樹脂の安全性は未確認
食品安全委員会は、「器具又は容器包装評価報告書」でPEN樹脂について、ハザードとなりうる物質すべての十分な科学的データはない。と報告しています。「十分な科学的データはない」として「リスクがない」とは報告していません。PEN樹脂の安全性は、データ不足で検証しきれていないということです。PEN樹脂の安全性は、確実でも保証されているわけでもありません。
給食食器は学齢に合った大きさに
中学校3年生の食器と、同じ大きさの食器を小学校1年生が使っているのはなぜですか?古賀市は、給食センターの食器洗浄機では対応できないから、と答弁しました。子どもが機械の都合に合わせるって本末転倒です。
大人が思っている以上に子どもの負担になっています。小学1年生の手のひらには、食器が大きくて配膳がしにくい、食器が大きくて食べにくい、配膳や食べるのに時間がかかり、給食時間がたりない、昼休みの時間がたりない、という悪循環を生み出しています。
給食時間確保のために、エレベーターの設置と安全な仕様のワゴンの導入を全校に徹底して!
給食用のエレベーターは、11校中9校に設置されています。全校設置の方針を持つべきです。安全で楽な運搬を確保し、落下防止仕様のワゴン車を全校に充足させることで、給食時間の確保と食器の破損事故防止になります。古賀市の答弁は、経費が膨らむとか、現場の状況で…。四の五の言わずに、古賀西小学校レベルに全校をレベルアップする方針を持って欲しいです。
水泳授業の影響もあり、子どもたちの給食時間は、食事の時間・お昼休みになっていません。
この記事を書いた人