マイナンバーカードとスマホ
本当に便利なの?
令和5年9月議会で、「宗像市印鑑条例の一部を改正する条例について」という議案が出されました。反対しましたが賛成多数で可決されました。
内容は「スマートフォンに電子証明書(マイナンバーカードの情報)を入れて、コンビニで印鑑登録証明書が取れるようにすること」です。
マイナンバーカードを持参していなくても、電子証明書を入れたスマホがあれば、オンライン申請が出来たり、コンビニで住民票が取れたり、健康保険証として使えたりします。そのため、便利に感じるかもしれません。
しかし、このサービスが使えるのは、Android端末だけとなっています。iPhone端末は対象ではありません。税金を使ったサービスなのに、使いたいのに使えない人が出ることはおかしいと考えます。公平ではありません。
さらには、このサービスのコンビニでの利用開始日はまだ決まっていません。この段階で、急いで条例を改正する必要はないと考えます。
また、スマホに電子証明書を入れた場合、機種変更のたび、修理に出すとき等には、電子証明書の本人による失効手続きが必要です。スマホを紛失したときも、本人がデジタル庁のマイナンバー総合フリーダイヤルに電話して、一時利用停止の手続きをしなければいけません。
マイナンバーカードについては、トラブルも多く起こっています。このサービスの利用を考えたときは、目先の便利さだけにとらわれず、いろいろなことを知ってから、利用の判断をして下さいね。
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