オーガニックが未来をつくる

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2022.09.05

衆議院議員、堤かなめさんの国会報告と懇談会をおこない、国会での様子や緑の食糧戦略システムの話をききました。
有機農業の話から、宗像市の「オーガニックパパ」の視察に同行させていただきました。
当日は、古賀市長、宗像市長、宗像市職員、市議会議員、農福連携を行う事業者等、総勢12名で視察になりました。

 

オーガニックパパへ

 

オーガニックパパは、「農福連携で食育を担う」をコンセプトに、機農産物の生産や無添加食品の製造、就労支援などを行っています。

代表の八尋さんから有機農業に対する熱い想いを聞きました。「人が生きていくために最も大切な食べ物を地面から生み育てる仕事は社会的価値がある。オーガニックを広める仕事は、多くの方々に喜びを与え、心から充実感に満ちあふれながらちゃんと稼げる、今最も求められているソーシャルビジネスです」と。

農業は、不登校や引きこもり、精神疾患を持った方、原因不明の心身の不調の方にも良いそうです。土に触れることで精神的に安定し、前向きになり、元気になっていくそうです。

 

人が元気に暮らす3つのポイント

 

1,一日二食、健康は食事をする。

  体は食べ物で作られます。健康な食事が元気な体・心をつくる

2.土に触れて、自然に中に体を置く。

  人は微生物のおかげで元気に過ごすことができます。土に触れ元気をもらう

3,生き物の世話をする。

  植物での動物でもいい。生き物の世話をすることで心が落ち着く

その日の気分で仕事を選ぶ?

 

 オーガニックパパの農副連携就労継続支援事業所は、その日気分で仕事を自由に選ぶことができます。農業は多様な作業があり、障がいに応じた作業をつくり出すことができます。「どこで誰と何をするか」を選べるから苦しくならず長期的に続けることができるのです。自分に合う仕事を見つけるこのシステムはとてもいいと思いました。

 仕事を通じて色々な経験を積むことで「社会の中で役に立っている」とやりがいを感じ、「仕事をしてよかった」という生きがいを感じ、そして何より、日々の暮らしを安定させ将来も安心できる経済的自立ができるよう所得の向上に取り組んでいます。

 

たのしいから元気が出る

 

近くにあるオーガニックパパの有機農業を行っている里芋畑へ。休耕作地を借り上げ農地にしています。土づくりをしながら同時に栽培を行うそうです。肥料は河川敷の草を発酵させたものだけで充分。他にはいらないそうです。こうして、土壌にたくさんの炭素を取り組むことができ、CO2の削減にも寄与し、地球温暖化対策にもなります。

太陽が照り付け暑い日でしたが、農作業をしている人たちは、とても楽しそうに、にこやかでした。働く人たちを見て、こちらも元気をもらいました。

未来の子どもたちに豊かな自然と、健康な食べもの、健康な農地を残したい。心身ともにすこやかで幸せに暮らせる日常生活を過ごしてほしいと心から願います。

有機農業に秘められたパワーは、計り知れない。人間が自然に触れ、生活を変えるだけで、心も体も元気を取り戻していく。これが、社会課題を解決していく切り札かもしれません。

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