きっかけはおはぎ
きっかけはおはぎ
今年の2月末、4月の総会で参加者にお出しするお菓子を用意してくれないかと依頼をいただいた。
思い浮かべてもらえたことが嬉しくて、喜んで用意させてもらった。そして納品ついでに総会の2部を見学。
茉莉子さんとはご近所で子どもが同級生ということもあって仲良くさせてもらっていた。彼女は地域のことにとても熱心で、一人ひとりの声にしっかりと耳を傾けてくれる。そして自分事のように真剣に考えてくれる。抱え込みすぎてるんじゃないかと心配になるほどに。そんな彼女の属するネット那珂川のことがずっと気になっていたけれど、政治に積極的に関心を持ってこなかった私はなかなか一歩を踏み出せないでいた。
総会を機に入ってみると地域の人の困ったの声をどうにかするための彼女の行動が見えてきた。関係する所に聞き込みに行く、とことん調べる、参考になる取り組みや制度があれば飛んでいく。そういった日々の暮らしから出る困ったの声へどう対応すれば解決へ導けそうなのか、ネットのみんなの意見も聞いた上でネットの総意として意見をまとめ、困っている人の声を市民を代表して一般質問で取り上げる。この一般質問のためにどれだけの時間と労力を費やしているのか、私は入ってみて初めて知った。
一般質問当日、傍聴に行ける人も行けない人もみんなが頑張れと彼女にエールを送る。この温かい支えがとっても大事だし必要不可欠なんだと強く思った。だって一人では到底背負いきれず潰れてしまう。彼女の強さの源はこの仲間の支えなのだろう。
これまで私は何か不満があっても私一人がぶつぶつ言った所でどうしようもないと諦めていた。でも、一人ひとりが声を上げてみんなの声が揃えば変わることもある、動かせるものがある。その成功体験を積んでいくことで私たちの暮らしが、ひいては人生が明るくなるのだと思う。もちろん成功とならず悔しく歯がゆい思いをすることも多々。でも、私たちの暮らしと政治とは深く関わっていて、どこかのお偉いさんがやっている遠い世界のことではなく、私たち市民の声が作り出していくものなのだと分かった。
市議会だよりという限られた紙面では十分には伝えきれない熱い想いを持って懸命に議員としての責務を果たそうと頑張っている彼女の姿をこれからも近くで見守りたい。そして願わくばそういう彼女のことを少しでも多くの人に知ってもらいたい。
運営委員S
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