学校給食自校化の後にめざすのはオーガニック給食

宗像

学校給食自校化の後にめざすのはオーガニック給食

田中 るみ子

田中 るみ子

2024.10.10

市民の運動で、センター式から自校式に変わった学校給食。
次に私がめざすのは、オーガニック給食です。

近年、子どもたちのアレルギーや発達障害が増えています。食品添加物や農薬が原因の一つといわれています。子どもたちの身体は食べ物でできています。成長期の子どもたちには、無添加・無農薬の安心安全な給食を食べさせたい。

国は「緑の食料システム戦略」を打ち出し、2050年までに有機農業の面積を全体の25%にする目標を掲げています。現在の有機農地面積は1%程です。国の目標を達成する鍵は、学校給食で有機農産物を使用することだと言われています。

有機農業は化学肥料や農薬を使用しない、また遺伝子組み換え技術を利用しないことを基本としているため、土の中の微生物が多く、働く人の健康にも、環境にも優しい。また、有機肥料は土壌にたくさんの炭素を取り組むことができ、CO2削減にも寄与します。

今、日本の農業に使われる化学肥料はほとんどが輸入です。世界情勢で化学肥料の価格が上がっていりため、肥料が輸入できなくなる可能性もあります。有機農業を進めることで、日本の食、農業、環境を守ることにつながります。世界的な食糧危機が危惧されるいまこそ、有機農業へと舵を切るときです。

現在、宗像市は各学校に栄養士が配置され、子どもたちにおいしい給食が提供されています。宗像産の作物が給食に提供されるようになり、お米は100%宗像産です。

宗像市でも有機農業を推進し、学校給食に有機農産物を使用することで、宗像市の農業を応援し、環境を守ることにもつながります。最初から100%有機農産物は無理かもしれませんが、お米や野菜の一部から使い始めることは可能ではないでしょうか。

海外では、多くの国がオーガニック給食に取組んでいます。日本では千葉県いすみ市、愛知県東郷町、石川県羽咋市、愛媛県今治市、東京都武蔵野市など、少しずつ広がっています。

子ども達の健康を守り、子ども達が生きる環境と、食育に繋がる給食。
それが、私が目指すオーガニック給食です。

 

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田中 るみ子

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